エアロプレスを使って美味しいカフェオレを作ってみよう

ドリップにような味わいから、エスプレッソ風の濃厚な液体まで
幅広いレシピ作りが楽しめるエアロプレス。

お店では実際にエアロプレスを使ってカフェオレをご提供しています。

今回はご自宅でも「美味しいカフェオレ」を飲みたい方に
ぜひ読んでいただきたい内容です。

 

 

 

 

 目次

1、エアロプレスとは

2、用意するもの

3、カフェオレの抽出レシピ

4、アレンジ

5、最後に

 

 

 

1、エアロプレスとは

 

開発したのはコーヒー器具メーカーではなく、アウトドアメーカーのAEROBIE社です。

注射器を大きくしたような独特な形をしたエアロプレス。
空気(エアロ)の力を利用して、押し出す(プレス)ように抽出します。

粉の引き目やお湯の量、押し出す力など入れ方は無限にあり、ペーパーフィルターを使ったハンドドリップやエスプレッソのような濃厚なコーヒーを抽出できます。

ご自宅ではもちろんアウトドアに持って行く方も多く、比較的短時間で抽出できることもエアロプレスの特徴と言えます

エアロプレスの世界大会も開催されるほど、世界中で楽しまれているコーヒー器具です。 

 

 

2、用意するもの

  

 エアロプレス本体

コーヒー豆 20g(極細挽き)

ミルク     150ml(牛乳やソイミルク、オーツミルクなど)

お湯

サーバー or マグカップなど

スケール

タイマー

 

 

 

エアロプレスはインターネット通販や取扱いしているコーヒーショップなどで購入できます。

いくつかのパーツに分かれていて、
粉が入るチャンバー、ペーパーフィルターを受けるフィルターキャップ、圧力をかけて押し出すプランジャー、プランジャーの先につくゴム製パッキン。
同梱品として、ペーパーフィルター、豆の軽量に使うスクープ、粉を入れるためのファンネル、コーヒーとお湯を撹拌させるパドルがついてきます。

 

コーヒー豆はお好きなものを。

グラインダーをお持ちの方は、パウダー状のなるべく「細い挽き目」で挽いてください。
お持ちでない方は、コーヒー豆を買うお店で”エスプレッソの挽き目で!”とお願いしたら挽いてくれると思います。 

  

 

抽出する際、圧力をかけるため、エアロプレスを受けるサーバーは、できるだけ安定したものを選ぶと良いです。

マグカップで受ける場合もできるでけ底が広く、丈夫なものを選んでください。

 

コーヒー豆やお湯の計量に使うスケールは忘れずに。

タイマーはスマートフォンなどで大丈夫です。

  

 

3、カフェオレの抽出レシピ

 

では実際に抽出してみましょう。

 

まずコーヒー豆を計量したら、お湯を沸かしつつ極細挽きにしていきます。

フィルターキャップにペーパーをセットして、一度リンス(湯どうし)します。
リンスをする目的は、器具を温め紙の匂いをとり、ペーパーとフィルターキャップを密着させ、ズレないようにするためです。 

 

 

フィルターキャップをチャンバーにしっかり取り付けたら、極細挽きしたコーヒー粉を投入します。
この際、付属のファンネルを使うと粉が飛び散らず、投入しやすいです。

チャンバーを軽く揺すってコーヒー粉を平らにしたら、サーバーなどにの上にセットしてお湯を注ぎます。

お湯の温度は「90℃〜94℃」くらい。

 

タイマーをスタートすると同時に、コーヒーの粉全体にお湯が行き渡るように60gまで一気に注ぎます。

注ぎ終わったら、付属のパドルやスプーンなどで30秒になるまで撹拌します。
細挽きはダマになりやすいので、潰すように撹拌し、お湯と粉を混ぜ合わせましょう。

1分たったら、プランジャーをプレスします。

少し力が必要ですが、最後まで押し切って大丈夫です。


抽出したコーヒーとミルクを合わせたら出来上がり。
よく混ぜてお召し上がりください。 

 

ホットの場合は、温めたミルクで。

アイスの場合は、氷の入ったグラスにミルクとコーヒーを注ぎましょう。

 

エアロプレスで抽出することで、ミルクと調和し、コーヒーの個性もしっかりと感じる、美味しいカフェオレの出来上がりです。

 

*一回に3杯まで抽出できます。2杯の場合は粉とお湯を2倍に、3杯の場合は粉とお湯を3倍に。
粉が多いほどダマになりやすいので、しっかり撹拌すると良いです。
(時間は一緒で、1分たったらプレス!)

 

 

4、アレンジ

   

カフェモカ

 

チョコレートソースを18g用意して、抽出したコーヒーとしっかり混ぜ合わせます。

あとは、ミルクと合わせて出来上がり。ホットでもアイスでもいけます。

もっと甘さが欲しい時は、チョコレートソースを増やしてください。

 

 

アメリカーノ

 

抽出したコーヒーに対して、3~4倍のお湯(または水)で割ってください。

圧力をかけ抽出したコーヒーを希釈することで、甘さや個性をしっかり感じられるアメリカーノの出来上がりです。

 

 

アフォガート

 

バニラアイスに抽出したコーヒーをかけるだけ。

冷たいバニラアイスの甘さと、濃厚なコーヒーの香りが溶け合い、カラメルのようなほろ苦い大人のデザートが楽しめます。
段々とアイスが溶けていき、コーヒーの味わいが強くなっていく、時間による変化も面白いです。
大切なご家族やご友人のおもてなしにお出しするのもおすすめ。

  

 

 

コーヒートニック

 

だんだんと市民権を得てきた「エスプレッソトニック」。

ここではエアロプレスで抽出したコーヒーを使うため、コーヒートニックと仮称します。

トニックウォーター150mlと氷を用意し、抽出したコーヒーを注ぎます。

柑橘由来の爽やかなトニックウォーターの風味と、コーヒーの風味が融合しクセになる味わいです。

 

 

5、最後に

 

 簡単にお店レベルのコーヒーが楽しめるエアロプレス。

エスプレッソマシーンを設置するにも場所はとるし、金銭的な問題も、と思っていた方は、まずエアロプレスから気軽に試してみてください。
ご自宅でのコーヒーの幅が一気に広がります。

ハンドドリップとは違う抽出を試したい方や、アウトドアにもピッタリ。

ぜひ、エアロプレスにチャレンジしてみてください!