コロンビアはトリマから グスマンさんのカスティージョ

 

 

チョコレートやココアのような風味

チェリーや林檎のような穏やかな果実感

口あたりはクリーミーで

どこか和を感じさせるあんこのような甘い余韻が長く続く

 

 

生産国 : コロンビア

生産者 : ディディモ・グスマンさん

農園名 : ラ・ブラジリア農園

エリア : プラナダス、トリマ県

標高  : 1,760-1,950m

品種  : カスティージョ

精製処理: フリーウォッシュド

焙煎度合: 中煎り

 

 

 

story

 

ディディモ・グスマン・ブラホさんのコーヒー生産者としての旅は、早くから父親の農場を手伝うことから始まりました。
父親はウイラ州ピタリト出身の熟練コーヒー農家で、ウイラやカウカを転々とした後、トリマ州プラナダに移り住み、そこでディディモさんの将来のコーヒー栽培の基礎を築きました。

ラ・ブラジリア農園は、ガイタニアのアルぺス集落に位置しています。
海抜
1760~1950mに位置し、コーヒー栽培に理想的な環境です。22haのうち、コーヒー栽培に専念しているのは7haだけで、残りは牧草地と湧水保護区に割り当てられています。
この農園は、
15,000本のサンベルナルド(ティピカ に関連する品種)、5,000本のカトゥーラ、1,000本のティピカに加え、コロンビア(F 8)、カスティージョ品種の約 7,000本という多様なコーヒーの木を栽培しています。
コーヒー農園の平均樹齢を
1~8年に保つため、管理されています。

彼のモットーである 前に進むのみ は、彼の先見の明を象徴しています。
彼は現在、ラ・ブラジリア農園に新しいエキゾチッ クな品種を植えるために準備をしています。このコミットメントは、業界における最高水準と競争力を追求する彼の姿勢を意味しています。
ディディモさんは、細心の注意を払ってコーヒーの木を健康な状態に保っており、彼は
4ヶ月に1度、1本の木につき120グラムの肥料を散布し、3ヶ月に1度雑草を取り除き、時には葉にも肥料を補います。
このこまめな手入れ は、彼の品質へのこだわりの証であると言えます。
最近では、ディディモさんはブローカというコーヒーの実を食害する昆虫の駆除に取り組んでいます。
ブローカは、標高の高いコーヒー農園で被害が拡大しており、彼の管理手法である
“Re-Re”(Recoja y Repase、「摘んで、また摘みに行く」という意味)は、過熟、乾燥、落下したチェリーを取り除き、ブローカの繁殖地 を最小限にすることです。
この「
Re-Re」戦略は、「Re-Re」を採用しない近隣農家とは一線を画します。

 

グスマンさんは農園以外にも、地元の発展に大きく貢献してきました。
12年前、彼はラ・ブラジリア農園への道路を開通させ、プラナダスとガイタニアへの移動時間を半日から1時間以内に短縮させました。近隣のすべての農場へのアクセスを向上させ、コミュニティに恩恵をもたらしました。

最近、彼の14歳の息子は、父と祖父の跡を継ぐことを選び、コーヒー栽培産業に参入しました。
ディディモさんは息子にコー ヒーの木を植えた土地を与え、やりがいのあるこの事業を支援しています。この決断は、コロンビアのコーヒー産業にお ける世代交代問題にも貢献しています。

ラ・ブラジリア農園は、スペシャルティコーヒー業界で高い評価を得ており、2012年のコロンビア・カップ・オブ・エクセレンスでは、カトゥーラとティピカのロットで30位に入賞しました。

  

 

process

 

彼はまず、コーヒーチェリーを浮かべて不純物の多い豆を分離することからウェット・プロセスを始め、次にドライ・デパルピングを行います。
その後、空気に触れる時間を最小限にするよう細心の注意を払いながら、袋の中で約
38時間発酵させます。この嫌気的手法により、発酵時間が延長され、オフフレーバーのリスクが軽減されます。
グスマンさんは、コーヒーの品質を決定する乾燥工程の重要性を知っています。ラ・ブラジリア農園の乾燥場は屋根が高く、側面が開いているため、コー ヒーを乾燥させるのに最適な環境が確保されています。さらに、必要に応じてガス式乾燥機を使用し、
40度以下の温度で乾燥工程を微調整してます。
パーチメントコーヒーは約
8日間寝かせた後、市場に出荷されます。

  

コーヒー豆はこちらから。

 

 ※SYU・HA・RI様より引用