<ストーリー>

ラケルさんは幼い頃から父親と一緒に農園で働きながら、コーヒーのすべてを学びました。また、野菜の栽培についても家族と一緒に取り組んでいました。

当初は家族で野菜栽培を主にしていましたが、ラケルさんが10歳のとき、父・ナティビダ・ベニテス氏がホンジュラス・カップ・オブ・エクセレンス（COE）で1位を受賞。

これを機に、家族全体がコーヒー栽培に注力するようになりました。

16歳で結婚し、2年後には父から0.7ヘクタールの土地を譲り受けました。

2017年に夫がその土地にコーヒーを植え始め、その後、ラケルさん自身が独自にコーヒーを生産。

しばらくの間は、夫ネルソンの名義でコーヒーを販売していました。

2024年2月、ラケルさんはスペインに移住し、夫と完全に別れ、農園の管理を妹のリリアン・ベニテスさんに託しました。

一方で、いとこのマウリシオ・ベニテスさんが家族全体のまとめ役として、農園運営をサポートしています。

<プロセス>

ウォッシュド

チェリーは毎日午後に果肉除去（デパルピング）され、その後、パーチメントはドライ発酵のためにタンクへ入れられ、24時間発酵されます。

その後、タンク内で4回の水洗を行い、ミューシレージを完全に取り除きます。

洗浄後、パーチメントは約20日間、ビニールハウス内の乾燥台で乾燥されます。乾燥工程中は、手作業で欠点豆を丁寧に選別します。